まる

2012年8月15日 (水)

お盆休みあれこれ

今年のお盆休みはなんだか天気予報に振り回されたお休みでした。

特にお出かけの予定もなく、行き当たりばったりで過ごした感じ。

とりあえず記録を。

8月11日(土)

お天気も良くない予報だったし、私もパパも仕事で疲れてるので、とりあえず一日目は家でまったり。

それなのに朝から良いお天気で、結局雨は降らなかった…

8月12日(日)

この日も天気予報ではお天気は下り坂。

この時期は川遊びしか出来ないし、家の周りが晴れていても現地は雨なんてこともあるし、1時間以上かけて川に到着したら雨なんてのも勿体ないしで身動き取れず。

とりあえず自宅近辺は晴れているので、お庭にタープ張ってプール。

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出たり入ったりしながらご機嫌で遊んでくれました。

8月13日(月)

私は出勤日で一日仕事。

パパはバイクの車検へ。

家に帰ったらパパが晩ご飯作ってくれていました。

結婚して実家を出てから、家に帰ったら晩ご飯が出来てるなんてことは今日が初めてかも。

とても楽で幸せでした。

8月14日(火)

今年はまるの新盆だったので、お供えをしてまるをお迎え。

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まるの大好きだったビスケットとキャベツを。

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風太も熱心にまるに話しかけてくれて、なんて良い子なんでしょ。

でも本当の目的は。。。

風太の視線の真ん前にあるキャベツ

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「ちゃんと自分でまるちゃんに『おさがり下さい』ってお願いしなさい。」って言ったら舌舐めずり。

ちゃっかりおさがり頂戴しました。

この日の夜、一瞬だけだったけどまるの気配がしました。

8月15日(水)

お盆休み最終日。

ちょっと用事があったので名古屋まで。

お天気良くない予報だったのに晴れていたので、夕方から川遊びへ。

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下の方にどこかで見たことのあるタコさん発見。

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めっちゃ際どい場所に留まってます

回収したかったけど、出かけた帰りで私もパパも普通に洋服やったし断念。

って言うか崖の下やし

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この休み中ろくに遊べなかった風太は、それはもう喜んですいすい。

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遠くで雷がゴロゴロ鳴り出したので1時間弱しか遊べなかったけど、行かないよりはましだったよね?

とっても暑い日だったので、自宅ではりんくが伸びてた。

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体半分しかクールボードに乗せないのがみそ。

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猫たちは日中ほとんど二階で過ごしてます。

でも二階はとても暑くて平気で33℃とかある。

いくら猫は暑さに強いからってさすがに暑いだろうと一部屋だけゆるくエアコン入れといてやっても、絶対その部屋にはおらず、暑い部屋で伸びて寝てます。

不思議。

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最近のミュウのお気入りの場所。

和室においてある回転式の洋服ハンガーの中に隠れてます。

カメラ向けたら大あくび。

そんなこんなで天気予報に振り回されまくったお盆休み。

でもゆっくりも出来たし、渋滞に遭ったりもしなかったし良かったかな。

風太は欲求不満になってますけど

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2012年6月30日 (土)

一年経って

今日はまるの一周忌。

朝から夏のような暑い一日でした。

1年前のあの日も同じように晴れた暑い日だった。

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今日はまるが最後まで大好きで、頑張って食べようとしていたおやつをお供え。

今でもペットショップに行ってこのビスケットを目にすると、「あっ。買わなきゃ」って思ってしまいます。

そして、まるが最後まで大好きだった場所へ行きました。

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お世話になった鍼灸の先生のところ。

ここの帰りは、いつも体がポカポカして気持ち良さそうにしていました。

先生とお話すると私の心も軽くなって、まるとのお別れも素直に受け入れることができた。

今日も心配事を話してたら、さらっと「大丈夫だよ」って言ってくれてちょっと気持ちが軽くなりました。

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これ、付き添いの犬

胃捻転起こしてから病院大嫌いになった風太だけど、ここに来るとかなりテンション
になります。

今日も例外にあらず。

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大好きな先生に抱っこされてご機嫌。

病院を出て、ちょうど涼しくなり始める時間だったので公園にお散歩に行きました。

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「いいですか?」と確認しています。

もうリード離してるのに確認。可愛い

何をかって言うと

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走り回ること。

そりゃそうだよね。こんなに広いんだもんね。

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今日は広い広い原っぱ貸切。

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今日もピクニック気分。

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風太ー。

来た来た

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引っ張りっこやら、追いかけっこやらして遊びました。

動くと暑くなっちゃったので、ふたりでまったり。

寝転んだら青い青い空に白い月

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しばらくまったりしてたら夕日が沈み始めました。

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夕日に染まる風太

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このシチュエーション、めっちゃ贅沢

風太とイチャイチャしちゃった

日が沈んで涼しくなったら歩きます。

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展望台でまると一緒に写真撮ったら、風太なんか変だよ

にわとりみたい

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しっかり歩いて最後はベンチで。

月を眺めながら風太と休憩。
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気温も下がって吹く風もひんやりし始めて、とても気持ち良い時間でした。

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もちろん、まるも一緒。


亡くなった日をなぜ「命日」というのか、ずっと不思議でした。

命の日なのなら、生まれた日じゃないのかなって。

でもまるを看取った時に感じました。

リアルな内容になってしまうけど、月へ旅立った後のまるの体はとても冷たかった。

今までどんなに体調が悪くても、私が触れたまるは温かかった。

それは生きていたということなんだと。

私は子供を産んだことがないので、生まれた時の喜びや感動は分かりません。

でも亡くなった後に感じる命の温もりや重みを知ったその日は、まさに「命日」でした。

今は風太もミュウもりんくをいるし、しっかり手を掛けてやれないので無理ですが、私がもっと歳を取って大型犬を飼う体力が無くなったら、その時はもう一度うさぎと暮らしたいなと思います。

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2012年5月13日 (日)

ママの日

昨日の日曜日は「母の日」でした。

皆さんは何かされましたか?

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私は息子たちからお花とロールケーキをもらいました。

メッセージカード付き

せっかくだから、まるの祭壇に飾ります。

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嬉しかったけど、息子たちはみんな可愛いけど、やっぱりこういう時は言葉を話せる子供に一言「ありがとう」って言われたら救われるのかなぁとか考えてしまった日でもありました。

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2012年4月 3日 (火)

生命力にあやかって

今日は天気予報通り、本当に台風みたいな天気でした。

夜に雨と風が止んで風太とお散歩に出たら、強風でどこかのパイプなのか標識なのか分かりませんが折れた一部が飛んで来ていました。

表題の『生命力』というのは↓の青梗菜のことです。

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この青梗菜、1年前にまるの為に植えました。

元々植物というものにあまり愛情を持てない私は、サボテンすら枯らす女

でも、まるの為にと頑張って青梗菜とルッコラを植えて育てていました。

それなのに!!

風太が8割食べてしまったんです

そしてまるが亡くなって、育てる気も完全に失せて放置していました。

水も肥料もやらず、暑い夏が来て寒い冬が過ぎて。

ルッコラは全滅。周りの青梗菜も枯れてしまったのに、この1株だけは残っていました。

なんだかとても生命力を感じたので、土も新しくして植え替えてやりました。

まるが美味しそうにパリパリ食べてる姿を思い出して懐かしく、急にこの青梗菜が愛おしくも感じました。

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今日の強風にも耐えられるようにしっかりガードして、他のプランターには青じそと水菜も植えてみました。

まるちゃん。

この生命力のある青梗菜、少しずつ風太に食べてもらうね。

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2012年2月17日 (金)

僕にはあなたが必要です

若い頃はタイトルのようなセリフを男の人に言われたら、とっても嬉しかったんだと思う。

でも今は、そういうセリフを言われたとしても冷めた気持ちで聞いてしまいそう。。。

自分ではまだまだ若いつもりでいるのに、知らないうちに少ーしずつ年齢を重ねていたようです。

それはさておき。

なんかどよーんとした気持ちで家に帰ったごく最近のある日、駐車場に車を止めて鍵を開けようとドアの前に立った時、ドアの向こうではミュウが歓迎の舞のスタンバイをしていました。

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ドアを開けたら、いつもの歓迎の儀式。

一通りミュウの歓迎が済んだら、りんくが寝起きですって顔で「おかえり」って言いに来る。

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靴を脱いでキッチンに向かうと、ミュウとりんくが小走りについてくる。

リビングに目をやると風太。

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ほぼいつも椅子の上で寝ていて、よっこらしょって起きて「おかえり」って寄ってきてくれる。

まるもいつだって、私が部屋にはいると走って寄ってきてくれた。

足が麻痺してからも、一生懸命足を引きずって寄ってきてくれた。

これは私が元気にルンルン帰ってきても、どよよーんと落ち込んで帰ってきても、イライラしてドアを開けても、変わらないいつもの風景。

私の気分がどんな風でも、この子達の対応は変わらない。

全身で私の帰宅を喜び、迎えてくれる。

例えばこの先、私がとても重たい病気だと宣告され、落ち込んで帰宅しても、誰かに最低なことを言って人を傷つけて帰宅したとしても、この子たちにとっては「いつものママ」で、同じように嬉しそうに私を迎えてくれるでしょう。

すっごく極端な話、私が人を殺めてしまって(絶対そんなことしません)それを償って帰ってきたら、人は私を白い目で見るだろうけど、この子たちはやっぱり同じように喜んでくれるんだと思う。

「変わらない」ということ。この安心感たらない。

家の中を私が動けば猫が必ず付いて来る。

リビングにいれば必ず風太が横にいる。

私が一人で歌ってたり踊ってたりすると、じーっと見てたりする。

「うざっ」って思う時もあるんだけど、いつもいつも全身で伝えてくれる。

『僕にはあなたが必要です』

私は今のままで良いんだって言われているようで、なんか幸せだ。

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2011年9月12日 (月)

月明かりの下で

週末、とても楽しいことがあったけど、どうしても記録しておきたい出来事があったので、繰上げアップ。

今日は中秋の名月。

前々から、今日は月を見に行こうと思っていました。

まるに会える気がしてたから。

仕事から帰って準備して、風太に付き添いをお願いして家を出ました。

向かったのは隣町の標高750メートルほどの山。

以前に行ったことがあって、キャンプ場や天文台なんかもあるのですが、外灯が全くなく、車のライトを消したら真っ暗闇な場所でした。

もうすぐ現地って所で、カメラにCFカード入れてくるの忘れたことに気付く

田舎なのでお店もなく、仕方なく来た道を戻って大手スーパーでCFカードを購入。

その間に、さっきまでクリアに見えていた月に、雲がかかってしまってました。

しかも空を見ると、しばらくは雲が晴れそうにない。

でもせっかく来たので、とりあえず現地へ。

駐車場に車を止めて、風太と展望台へ向かったら、さっきまでの雲が晴れていて、月がしっかり顔を出してくれていました。

電気が一つもないのに月明かりでとても明るく、懐中電灯なんて必要ありませんでした。

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月の中にはうさぎ。

まるのことを思いながら、しばらく展望台のベンチに風太と座ってました。

月も夜景も見ることができたし、そろそろ帰ろうかなって思って歩き出したら、草むらからガサゴソと音がした。

野良猫かなって目をやると。。。

そこにいたのは黒いうさぎ。

まさかと思って何度見ても、長い耳がピンと立ったうさぎでした。

逃げるわけでもなく、じっとしています。

カメラを構えてみたけれど、いくら月明かりがあるとは言え、暗い中で黒いうさぎは写りません。

少し近寄ると、ぴょこぴょこと走り出しました。

最後にはすごいスピードで草むらへ走り去って行った。

私は腰が抜けたみたいになって、その場に座り込んでしまいました。

体にはいっぱいの鳥肌。

そして次の瞬間には涙が溢れていました。

誰がなんて言おうと間違いなくまるが、あの黒うさぎの体を借りて私に会いに来てくれた。

「ママ、ボク元気にしてるよ。こんなに早く走れるようになったよ。」って。

月明かりしかない、誰もいない山頂の駐車場で、人目を気にせず泣きました。

こんな奇跡みたいな話、本当にあるんだ。

まる、ありがとう。

こんな素敵な再会、想像もしなかったよ。

まるからのメッセージ、確かに受け取ったよ。

後ろ足でしっかり地面を蹴って、走れるようになったんだね。

来て良かった。

山を下ってる間も、ずっと涙が止まらなかったけど、この上ない幸せな気持ちでした。

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2011年8月16日 (火)

まるへ 四十九日

今日はまるの四十九日。

とうとうお空へ旅立って行くのね。

なんだかまるを、2回失ったような気持ちになってしまいました。

まるを亡くして、時間が経つほどに色々な後悔の念が押し寄せてきます。

もっとこうしてあげれば良かった。 まるは私の子にならなければもっと長生き出来たんじゃないかって。

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納得して逝ったであろうまるに、失礼な話だよね。

寂しくなるのが分かっているのに、まるの写真を見てしまいます。

うさぎを飼っている人のブログ検索しては、見てしまいます。

うさぎはもう飼わないと決めたのに、正直うさぎと暮らしたくてしょうがない。

それはまるが私にとって、とても素晴らしい息子だったからだよね。

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まるが生前使っていたものを、全て残しておくのは無理だから、木製ハウスの1枚の木片で、プレートを作ってみました。

まるの子供の頃からの写真を、全部まとめてメモリーに入れました。

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まるを迎えた初日です。

最初は警戒して、ずっとこの中にいました。

うさぎが欲しくて何軒もショップを回り、なぜだか納得いかず飼えなくて、最後に行ったお店でまるに出会った。

「抱っこしてみますか?」って言われて抱き上げたら、その日に抱いた子の中で、一番私の手の中にすっぽり収まりました。

犬が欲しかったのだけど、マンションで飼っちゃいけなかったら、声を出さないうさぎにした。

そんな安易な気持ちだったのに、この日からまるは、私の生き甲斐になりました。

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数日経ったら、手から直接野菜を食べてくれて、もうくつろぎポーズ。

早くまるに会いたくて、仕事終わったら急いで電車に飛び乗って、最寄り駅から汗だくで自転車こいで、自宅を目指していたのを思い出します。

まるを迎えたのは真冬だったので、石油ストーブの前に毛布敷いて、まると2人でゴロゴロするのが幸せでした。

私の足の周りを嬉しそうにクルクル回ったり、ピョーンと飛び上がって喜びを表現したり。

私にどんなことがあっても、引越しも何度かしたけど、まるはいつも私と一緒にいてくれた。

私が帰宅すると、いつも嬉しそうに寄ってきてくれて。

それは亡くなるまで変わりませんでした。足が悪くなって動きにくくなっても、私が部屋に行くと、一生懸命に寄ってきてくれました。

まる。これからはお月様から見守ってね。

まるも大好きだった自然療法の先生に、お手紙書いたよ。

先生が教えてくれた魔法の入浴剤、まるのが余っちゃったから先生に送るね。

まると同じように足が不自由になっちゃって色々困ってる子にも使ってもらおうね。

まるにもお供えしたから、ちゃんとお月様に持っていってね。

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完全に後ろ足が麻痺してからも、このまこも浴は、気持ち良さそうにしていました。

あー、もう!!

ダメダメ。このジメジメ感。

まる。これからは会いたくなったらお月様見上げるよ。

ママに会いたくなったら、いつでもママのそばに帰っておいでね。

待ってます。

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2011年7月 5日 (火)

まるへ 初七日

今日はまるの初七日です。

もう1週間前なんだね、お別れしたの。

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今までは2階のお部屋で過ごしてたまるだけど、今はリビングで過ごしています。

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まるは左の缶の中にいます。

初七日とは「故人が三途の川のほとりに到着する日」なのだそうです。

故人が激流か急流か穏流のいずれを渡るかがお裁きで決まる大切な日だそうで。

だから緩流を渡れるようにって法要するんですって。

私は特に信仰心はありません。

と言うより、お願いなんてしなくても、まるは緩流を渡れるに決まってるから。

私と出会ってくれて、どんな時でも健気に私の帰りを待っていてくれて、介護させてくれて、しんどかっただろうに最後にゆっくりお別れもさせてくれて。

嘘をつくこともなく、裏切ることもなく、ただただ「生きる」ことを全うしたこの子には、緩流以外有り得ない。

だから初七日は、私なりの法要を。

少し私の気持ちも落ち着いたので、まるとの最後の数日のことを書き留めておきます。

6月26日(日)

 夜、なぜだか全然寝付けず、なんとなくまるの部屋で寝ることにして、まるの部屋へ。

横になって少しうとうとすると、バタッという音がしてまるが倒れました。

眼震がひどく起き上がれない様子。

何度か体を起こしてやったけど、眼震のせいで倒れてしまうので、横にしてやりました。

6月27日(月)

 朝は眼震が治まり、ご飯も少し食べてくれた。

夕方仕事から帰ってくると、また倒れてしまっていて、もう起き上がれないし、ご飯も食べませんでした。

まるをキャリーに入れて、とにかく肌身離さずそばに置きました。

夕飯の準備の時はキッチンに。お風呂入る時は脱衣所に。

シリンジで野菜ジュースを飲ませてやると、一生懸命自分で飲もうとしました。

大好きなクッキーを小さくちぎって口元に持っていくと、必死で食べようとするけど、口に入れることが出来ません。

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りんくがまるをじっと見ていました。

頑張れって励ましてたのかな。

夜は私の布団で一緒に寝ました。数時間に一回発作が起きて、苦しそうにもがきます。

頭を撫でてやると、少し落ち着いた様子でした。

「まる、ママここにいるよ。もう楽になっていいんだよ。」と何度も言いました。

だからこの日の夜、まるにたくさん話をしました。

何度か野菜ジュースを飲ませてやり、ほんの少しフードを口に入れてやりました。

そしてほとんどお互い眠れないまま朝を迎えました。

6月28日(火)

 仕事を休みました。なぜかそうしなければいけない気がしたので。

そして自然療法の先生に電話をかけ、何時でも良いから今日行きたいと伝え、18時に予約を入れました。

本当は次の週の水曜日に予約を入れていたのですが、間に合わないという気持ちがあったから。

とにかくこの日は、一日中まると過ごしました。

何をするにもまるに声をかけ、「○○するから待っててね」とお願いして。

お昼に「届け物もあるし、お見舞いついでに仕事帰り自宅に寄るわ」という内容のメールを職場の人がくれました。

この日は私の体調不良と言ってお休みをもらっていたので、お見舞いに来てもらっといて、私が留守っていうのはダメだなぁと思ったけど、どうしても自然療法の先生に会いたかった。

だから正直にその内容を返信したら、

「そんなん、うさぎの方が大事やろ。届け物はドアノブにかけておくから、病院に行け」っていう返信が。

その言葉に後押しされて、私もまるも大好きな先生に会いに行きました。

先生はまるをとても愛おしそうに撫でてくれて、いつものように「まる、可愛いね」って言ってくれました。

私がまるの死を受け入れる準備を出来たのは、まるの「準備しておいて」という言葉と、この先生の言葉のおかげだと思っています。

まるの食欲が少しずつ落ちていって焦っていた時、先生はこう言ってくれました。

「まるは今、自分で最期の時の準備をしているの。自分に必要な最低限のエネルギーを考えて摂取してるの。弱った体に必要以上に栄養を入れると、消費する場所がなくて最期にとても苦しむんだよ。」と。

とても納得のいく言葉でした。

そこから私は、まるに全てを任せました。

食べたそうにしている時は、そのお手伝いは惜しみなくしたけど、要らないと言えば無理には与えなかった。

この日の帰りも先生は、「もうあまり長くは生きられないと思うけど、まるのタイミングで逝くから、まるに任せておけば大丈夫」と言ってくれました。

そしてこの日の夜も、私の布団で一緒に寝ました。

発作の頻度は昨日より格段に増えていて、多分意識はもう無かったと思います。

手足をバタバタさせてもがきながら、何度戻してやってもまるの体は私の方へ寄ってきました。

何も出来ないから、声をかけながらその体をずっとさすってやりました。

この日夜もほとんど眠れずに朝が来たのです。

6月29日(水)

 仕事を休みたかったけど、今日はお休み出来ないので、お留守番させてるのが心配でたまりませんでした。

本気で連れて行こうかと思ったくらいです。

野菜ジュースを口に入れてみたけど、もう飲みませんでした。

「まる、ママが帰ってくるまで待ってられる?」って聞いてみたけど、返事はありませんでした。

トイレ行く時も、風太や猫たちにご飯をあげる時も、「待っててね」って声をかけた。

最近は暑くて出勤までに汗をかいてしまうので、着替える前にシャワーを浴びます。

その時だけなぜか、私は「待っててね」って声をかけませんでした。

そしたらそのほんの数分の間に、まるはお月様へと帰っていきました。

それを知った瞬間、「あぁ、やっとこれで楽になってくれたんだ」って思いました。

そして私もとても楽になりました。

まるに「ありがとう」と声をかけて撫でてやると、自然と涙がいっぱい溢れて。

その瞬間を私の腕の中で迎えて欲しかったけど、その姿を見せなかったのは、まるの優しさだったんだと思います。

まるは「待っててね」という約束は、絶対守ってくれる子でした。

だから私がそう言わなかった瞬間を狙って逝ったんだね。

しばらくお別れをしてブラッシングをしてやり、氷を入れてタオルをかけ、風太にまるをお願いして出勤しました。

余談ですが、今の職場は本当に素敵な職場で。

うまく言えないけど、ちゃんと私の居場所があって、その場にいるとただ何も考えずに笑っていられる。

困っていると親身に話を聞いてくれる人、笑わせようとしてくれる人。

まるが亡くなった時も、「今日は昼から帰り」とか「せめて1時間でも早く帰ったら」とか心配してくれて、私がお世話になろうとしていた霊園の場所を調べてくれたり色々してくれました。

だから朝、まるを見送った直後でも仕事に行く気になれたし、笑って過ごせたんだと思います。

前の職場だったら、絶対仕事休んでたし、こんな穏やかな気持ちでいられなかった。

私が今の職場に変わったのが5月。

まるは「今ならママは大丈夫」って思ってくれたのかも。

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まるが生きていた最後の写真。

体は動かなかったけど、私が「まる」って呼ぶと耳だけは私の方に向けてくれていました。

これから先、何度まるへ向けてブログを書いても、きっと同じようなことしか書けない。

「ありがとう」「愛してるよ」そんな言葉しか出てこないです。

まる、私との一番の思い出は何ですか?

私はね、私が泣くと黙って私の膝の上に乗ってじーっとしていてくれたことだよ。

普段は絶対膝の上になんか来ないまるが、私が泣いた時だけ自分から膝の上に飛び乗ってくれたよね。

2回もそんなことがあって、なんて優しい子だろうって思ったよ。

介護が必要になってからは、よく私の膝の上で過ごしたね。

小さいけれど温かい体を膝に乗せて、ブラッシングしてる時間がママは大好きだった。

未だにまるが生きてる気がして、スーパーに行くと、キャベツの葉を貰って帰ろうとか、まるの好きなビスケット買わなきゃとか思ってしまうよ。

何度も繰り返し思う。

とにかくあなたの体に触れたい。

頭撫でてやりたい。

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2011年7月 1日 (金)

まるへ お別れして2日

何か伝えたいけれど、文章にまとめようとするとまとまらない。

水曜日にまるとお別れして、今日が金曜日。

何もする気になれない。

仕事は行ってるし、職場にいる時は笑って過ごしてる。

風太、ミュウ、りんくのお世話もしてる。

でも仕事が終わって帰宅すると何もする気にならず、まるの骨壷を持って、まるの写真に話しかけてたりして。

ちょっと蒸し暑いなぁって思って温湿度計を見て、湿度が高いと「あっ、まるの部屋に除湿機かけなきゃ」って思ったり。

まるとのお別れを覚悟はしてたし、落ち着いた気持ちでそのことを受け入れることが出来たつもりでいた。

でもその後が苦しいんだってことを今実感してる。

朝いつもと同じ時間に起きたら、出勤するまですごく時間がぽっかりと空くんだよ。

まるにお薬あげて、ご飯あげて、部屋の掃除して、マッサージして、点滴して。

その愛おしかった時間が必要なくなって、戸惑ってる。

まるの部屋も全然片付けることが出来ないまま。

まる。

まるのふわふわの体に触りたい。頭撫でてあげたい。

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まる、もう苦しくないですか。しっかり歩けていますか。

硬いものも食べられてる?

納得して見送ったつもりなのに、今になって私は正しかったのかと考えてしまう。

ママはまるの望みを叶えることは出来ていましたか?

介護をしている間ずっと、まるの「生きる」意志を手助けはしても「生かす」ことはしないと決めていた。

女々しい私はそれでも最後まで、少しでもご飯を食べて欲しいと思ってしまった。

お友達のブログに『潔いあなたの逝き方に反して、未練がましい自分が恥ずかしい』という言葉がありました。

私も全く同じ気持ちです。

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2011年6月29日 (水)

まる お月様へ

今日6月29日 午前8時20分

まるがお月様へと帰っていきました。

私が仕事に出るのが、だいたい8時半。

その直前に旅立ちました。

もういつ旅立ってもおかしくない状態にあったので、今日留守番させるのは気が気じゃなかった。

その私の気持ちを察してか、ちゃんと看取らせてくれました。

私はまるを初め、ミュウにも風太にもりんくにも、逝く時は私のそばで逝って欲しいと常々頼んでいます。

まるはちゃんと約束を守ってくれた。

仕事から帰ってパパと一緒にまるを連れて、火葬してもらってきました。

今は小さくなって帰ってきています。

まる、本当によく頑張ってくれた。

私に介護させてくれてありがとう。

後ろ足を引きずり始めてから介助する時、ご飯が食べにくくなって給餌する時、お水を飲ませてあげる時、発作で倒れて寝たきりになったまるを抱き締めて寝た時、発作で苦しむまるの頭を見守るしかなく撫でていた時。

どんなにあなたを愛おしいと感じたことか。

鳴き声もないし、表情も変わらないまるだったけど、私を必要としてくれているのはとてもよく伝わっていました。

職場に着くまでの20分間、車の中で泣きながら通勤したけど、まるがもう苦しまなくて済むこと、そして私自身の気持ちがとても軽くなり、ホッとした気持ちもありました。

その小さな体がここに無くなってしまったのが、とてもとても寂しいけど、昨日の夜いっぱい思い出話したもんね。

どこにいても私がまるを愛してることに変わりはないと、何度も伝えたもんね。

まるが「そろそろお別れの準備をしておいて」と1ヶ月前に言ってくれたおかげで、この瞬間を受け止める覚悟がある程度出来ていました。

昨日自然療法の先生が、「もうきっと長くは生きられないけど、ちゃんとまるのタイミングで逝くから、後はまるに任せて大丈夫。」って言ってくれたけど、本当にその通りだったね。

今日じゃなかったら、パパも一緒に火葬には行けてなかったよ。

私もある意味ホッとして出勤することが出来た。

私のワガママ聞いてくれてありがとう。

亡くなったのにこの言葉が適当なのか分からないけど、本当に最高のタイミングだった。

約7年半、私が嬉しい時も悲しい時も一緒にいてくれてありがとう。

少しずつ、まるとの思い出も綴っていくね。

とりあえずゆっくり休むんだよ。

本当にありがとう、まる。

大好きです。

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