年明け早々の恐怖
まだ昨年の記事のアップが残っていますが、先に記録しておかなければいけないことが起こりました。
1月の6日の夜、風太が胃捻転になりました。
夜8時。
いつも通りに晩ご飯を早食い防止の食器で与える。
これまたいつも通りに勢い良く完食。
夜8時15分。
お水を100ccほど器に入れて、まるの給餌をする為に2Fに上がる。
夜8時40分。
リビングに戻ると、風太がベッドで丸くなって寝ていて、目だけ私の方を見る。
いつもなら寄って来るのにおかしいなと感じる。
声をかけながら近づくが反応が鈍い。
その後、空嘔吐が始まる。
そしてうんちをもらした。
庭に出してやると、庭の端の木の下にうずくまり涙を流して苦しそうにしながら空嘔吐を繰り返し、最後には泡のようなものを吐く。
口の色を確認すると、とても白く手足も冷たい。
この症状… 胃捻転かも。
とりあえず夜間救急病院に電話して、今から行くと伝える。
急いで病院に行く準備をして、なんとか一人で風太を抱え上げて車へ。
でも胃捻転だとしたら、救急病院まで持たないかもしれない。
胃捻転は処置が早ければ早いほど良く、処置が遅れれば命を落とす可能性も十分にある。
文字通り胃がひっくり返ってしまうので、ガスが溜まり、血流が極端に悪くなり全身へ血液が回らなくなる。
臓器の周りの血管も傷つくし、下手すれば胃や脾臓などの臓器自体にも傷がつく。
とりあえず近所のかかりつけ医院に電話をし、時間外にも関わらず無理を言って開けてもらうことに。
夜9時15分。
近所の病院でバリウムを飲ませ、レントゲンを撮ってもらう。
胃には通ったけど、その先が通らない。
ってことは胃の出口がひっくり返ってしまってる。
レントゲンにも捻転ラインがくっきりと。
そして風太のお腹は恐ろしいほどみるみると風船のように膨れ上がる。
とにかく緊急処置として胃に針を刺してもらいガスを抜いてもらう。
そのまま夜間救急病院へ。
夜10時。
救急病院で再びレントゲンを撮ってもらい、胃捻転が確定。
血液検査の結果、肝臓の数値が高い。体にダメージを受けているサイン。
全身麻酔で胃洗浄を受け、そのまま開腹手術。
胃の位置を元に戻し、脾臓の損傷が大きければ脾臓摘出とのこと。
待合室で待つこと4時間半。
携帯に保存されている風太の写真を何度も見ました。
手術が終了したとのこと。
180度胃が捻転していたので、元に戻し胃の出口を腹壁に固定して縫いつけた。
小さな血管はいくつか損傷していたが、幸いにも胃や脾臓などの臓器はキレイなままだったので、摘出は免れる。
後は一時的に血流などが止まっていたので、大量の輸液をしてもらい麻酔が覚めるのを待つとのこと。
最初のガスを抜く処置が早かったので良かったと言ってもらいました。
朝5時半。
ぐったりした風太と対面し、家に連れて帰る。
目にはいっぱいの涙。
2ヶ所切開されたお腹。
今日の朝まで機嫌良くしてたのに。。。
風太はフラットの中でも胸が深いと思っていたし、とても早食いなので胃捻転には気をつけていました。
それなのにこんな事に。
ごめんね。
もっともっと気をつけてあげるべきだった。
何がいけなかったんだろう…
その日はほとんど動かず、おしっこもおむつの中で。
水はシリンジで直接口の中に入れてやると飲んでいる。
血流が改善していないのか手足の先が冷たい。
毛布をかけてやり、手足をマッサージしてやる。
お腹の傷が痛むのか、ピーピーと鼻を鳴らして泣く。
病院に連れて行き、点滴をしてもらう。
術後2日目には起き上がり、お庭でおしっこをする。
食欲も出てきたみたい。
葛湯を作ってやると完食。
3日目は、a/d缶を少量から与え始めるが、食欲旺盛。
お散歩にも行きたがる。
犬の回復力ってすごいな。
でも私が完全にビビってしまいました。
あんなに気をつけていたつもりだったのに、胃捻転を起こしてしまい、もう食事を与えるのが怖くて。
しかもまるの部屋に行っていて、目を離した間の出来事。
4時間おきの風太の食事。前後1時間は水を与えない。
2時間おきのまるの給餌。
それを一人でこなさなければならないプレッシャーとストレスで押し潰されそうになりました。
でも、まるも風太も私の目の前で生きてる。
って事は、本人に生きる意志があるってこと。
だったら私はそれを手助けしてやらなきゃいけない。
とりあえず食事は1日4回。
器も浅いものに変えました。
水は絶対に食事前後1時間は与えない。
その代わり食事に水分は十分に加える。
サプリメントも始めました。
食事後は、とにかく安静に。
何よりストレスを与えないようにしてやらなきゃ。
今日で術後1週間。
お散歩も元気に行ってぐいぐい引っ張るし、ご飯もガンガン食べてます。
甘やかしてたから、ちょっぴりワガママになったかも
今、風太は私の横でぐっすり眠っています。
生きてる
それだけで嬉しい。
まぁこの先のケアはママに任せて、4頭の子供たちは今まで通り元気に過ごして。
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